素描と水彩の両面でモチーフを自然かつ素直に表現することが求められます。モチーフを抽象化したり自由に捉えるなど受験生の個性や才能は評価の対象になりません。2次試験制で1次試験が素描、2次試験で着彩が課されます。石膏素描、静物着彩が出題される傾向にあります。
1次の素描では石膏が出題されやすいです。石膏単体もあればそれに布や植物などが組み合わされることもあります。正確な形態や自然な印象を捉える必要があります。
2次では静物着彩が出題される傾向にあり、この課題は数人で囲むのではなく1人に対して1卓と画像にある規模のモチーフが与えられ各自セッティングし制作します。構成力、描写力が試されます。また素描同様違和感なく自然に捉えましょう。制作時間はそれぞれ2日にかけて1次試験が12時間、2次試験が11時間です。入試の合否に関してはどちらもほぼ実技で評価されます。だからといってセンター試験は疎かにしないほうがいいでしょう。